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早速ご返事有難うございます。

 投稿者:塩崎研究所  投稿日:2009年 5月 1日(金)20時13分13秒
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  早速のご返事、有難うございます。申し遅れましたが、実は当方、漢学講座なるものをここ10年ほど開講しております。初歩には『史記』を訓む力をつける特訓をします。北京・中華書局刊行の点校本を用いています。上級者向けには、論孟学庸から五経に至る習熟を考えていますが、未だ上級者の入門はありません。現在、残念ながら漢文読解の能力は、一部の仏寺以外には社会的に必要とされることがわが国ではなくなってきています。貴殿らの集まりでは漢文読解能力を高めるのが目的ではないようですが、儒学の何たるか、延いては真の学問の何たるかを探究する動きとなるよう願ってやみません。
 黙斎は帰寂せず、とのご回答でしたが、禅学なくして朱子の教説はありえなかったという思想史的事実をまずは踏まえねばならないと、当方は思っています。孔子の立場からすれば、宋学は儒を仏理(異端)にて粉飾する邪説と見るのではなかろうかと推察します。朱子の登場により明らかに儒学の躍動性は<帰寂>しました。朱子学的帰寂が生ずればこそ、それを克服せんとする陽明学的思想運動が新たに擡頭しえたのではないでしょうか。もっとも陽明学が禅臭を脱しきった運動とはなりえなかったという結果は別問題ではありますが。
 <黙>という語に価値を付加しようとするのは、伝統的には『維摩経』以来のもので、禅門ではとりわけ<黙照>などというわけ知り顔の語を好んで用います。儒門はあくまで、<述べて造らず>であり、言論の力を無化してはならないと思います。
 いささか、貴殿らの思いを損ねる書き込みをしてしまったかもしれません。黙斎の教説そのものを理解するにとどまらず、貴殿らが黙斎を通じて孔子の教説そのものを理解・実践するに至ることを黙斎その人自身真に願っていることと愚考します。
 二程子につきましては、朱子、王陽明に比し、閑却されがちですが、朱王の先蹤者として欠かすことができません。当方も、あらためてそのことを再認識しつつ繙読する所存です。
 わが国の儒も仏も、本来の姿を提起することはありませんでした。現在ではいずれも形骸化して廃れ、その結果生み出されたものは折衷された<葬式仏教という名の先祖崇拝>なるガラクタです。黙斎の墓も仏寺にあるようですね。儒の力の真の開顕はこれから将来に向かってなされねばならないことではないでしょうか。
 
 
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